ホルモン焼肉・盛岡冷麺「道」(東京 立川)

店舗名
ホルモン焼肉・盛岡冷麺「道」
 住所
東京都立川市曙町1-5-24コアライブビル101
 連絡先
042-595-8729
 定休日
不定休
 営業時間
ランチ
11:30~15:00ディナー
17:00~24:00
日曜・祝日
17:00~23:00

 

花川 英敏さん  48歳

出身 岩手県大船渡市大船渡町

東京人は、並んででも美味しいものを食べる

東京に来たのは、大船渡にロケで来ていた山本耕史さんに「東京に来て仕事しない?仕事は紹介するから」って言われたのがきっかけですね。震災で全て失って、職も無かったときで、新大久保のお店を紹介してもらって働いたんですが、何ヵ月かしてぴょんぴょん舎の社長と会って、そこからぴょんぴょん舎で働くようになったんですよ。

 

いきなり店長で、東京のスカイツリー店の立ち上げをしました。何店舗もやっていれば、前の店舗での反省を直していけばいいんだけど、初めての飲食店をポンって出すのは難しい。そういう点も、今の店を出すにあたって、ぴょんぴょん舎で働いたのが役立っているかなと思うかな。

 

ぴょんぴょん舎は、スカイツリーの中っていうのもあって、人の入りとかもすごかったですね。回転の速さもですが、何しろびっくりしたのが、東京の人はどんなに混んでても並んで待つんだなと。地方だとどんなに美味しいものがあっても、並んでまでは食べないから。そこは地方との考え方の違いだなと。

東京と地方の飲食店の経営の違いに苦労

大船渡でも60席ぐらいのお店をやっていたんだけど、東京の立川ではまだ店を初めて半年だから、まだ流れが全然読めないですね。年末とか、お盆とか、東京の方だとすごいかき入れ時だけど、逆に地方は閑散としちゃう。スカイツリーに関してはやっぱり忙しかったんだけど、この店を始めてお盆営業してみたら全然忙しくなくて。。。

 

大船渡は今でも好きな町

大船渡はずっと今でも好きな町ですし、みんなが友達のような感じで楽しかった。夜とか飲みに行っても絶対知っている人いるし、いなくてもどんどん横のつながりが増えていくじゃないですか。そういうところがすごい居心地よかったです。

 

本当は大船渡に戻って店を出したかったんです。でも現状を考えたときに、ちょっとまだ厳しいかなと。でもいずれはまた大船渡に店を出したいなって思うね。

 

今は復興最中だから厳しいとは思うけど、やっぱり若者がもっと楽しめるような場所がないとみんな東京に出て行っちゃうじゃないですか。今は大学進学が普通になっている時代だし、大学に行くとなると大船渡からは離れるしかない。そうすると、大学を出てからまた地元に戻りたいって思える何かがないと、町の活性化も難しくなる。それは大船渡に限った話じゃないけど東京が特別過ぎるから。

軸がブレずにいけるかどうか

うちは新鮮なホルモンと本格手打ちの冷麺を売りとしているから、お客さんから初めて冷麺を食べて、好きじゃなかったんだけどこれ食べて美味しいと思ったとか、岩手出身の人達も来て、盛岡冷麺って謳ってるけど、本当に盛岡冷麺でしたって言ってもらえるのが嬉しいね。冷麺はもちろんだけど赤肉じゃなく、内臓肉メインのいつでも新鮮なものを提供しているので、ホルモン系と盛岡冷麺は立川では負けたくないなと。競合店はいっぱいあるけど、盛岡冷麺に関しては今はどこにも負けていないと思うね。凄いのが、うちは8割以上のお客さんが最後のシメで冷麺を食べるんだよ。岩手ではそれが普通なんだけど、この辺の焼肉屋さんではなかなか珍しい。麺やスープ、具も自分たちで作っていて、盛岡冷麺と謳う以上、そこだけは手間がかかっても妥協できなかった。

 

ただそうすると、やっぱりここは冷麺の店っていうイメージになっちゃっているから、ちょっとそこが戦略としてミスだったかなと。冷麺だけだと思われているけど、本当は肉もあるのにって。これからはホルモンを食べてもらいたいね。3か所の肉屋と契約して、ホルモンも20数種類以上揃えているんで。数を揃えるとロスも増えるけど、やっぱりどこにでもある種類のだと面白くない。あとは口コミでどんどん知ってもらって、あそこの冷麺食べたい、あそこのホルモン食べたいってなってもらえるまでは我慢だと思いますよ。それまではもっと努力しないといけないかなと。あまり状況が良くないからと質を下げたり、利益に走ったりしたらダメだと思うよ。自分がこうやるんだっていう軸に関しては絶対にぶれずにやって、そのうちにお客さんが分かってくれて、付いてきてくれるんじゃないかと。自分が弱気だったら最初から店やるなって話だし。